付き合う人の条件を決めておこう
私は、夫と付き合う前に痛い目にあったので、
次に付き合う人の条件を決めていた。
それは、
「私の話をじっくり聞いてくれるけど、ぜんぶ同意したり、それで行動を決めたりしない人」
私はとてもネガティヴなので、話は聞いても一緒に落ちられたら困る。
けど、話は聞いてほしい。
自分が大切にしたいことは、
自分という人間の意見をしっかりと伝えられるということと、
私という人間に刺激を与えてくれること、
それが叶う環境が常にあるかどうか。
それが優先されないのであれば、恋愛なんて無意味だと思ったのだと思う。
今日は2人で1日ドライブをして、夕飯を食べ終わり帰ろうと車に乗った。
満月が綺麗で、夜風が気持ちがよかった。
そんなもんで、ついついそこから駐車場でボーッと2時間くらい喋ってしまったのだった。
2人とも雑談が苦手で、端から聞いたらバカバカしいほど真面目な話しかしてないんだけど
そんな風に話し続けられること。自分にとっては本当に大切な事だと改めて思う。
人生に無駄なことはないというけど、
やっぱり無駄なことってあると思う。
あの時、付き合う人の条件を決めた時。
妥協して男の人と付き合うことは、私にとってはバカらしく無駄なことになった。
条件を狭める必要のある人と無い人が居る。これは全員に言えることでは無いかもしれない。
けど、付き合う人の条件を決めるということは、自分の人生で大切なことがなんなのかを突き詰めるってことなんだろう。
つきあう人の条件というのはは、自分の叶えたい人生、というのとはまた少しニュアンスが違う。
恋人は
何かを補ってはくれない。
今無いものの話ではなく、
今はここにある私の思いと一致しているかどうか。
そこに向き合うということ。
それは付き合ってからも向き合い続けることだし、変わることもあるかもしれない。
それでもいいんだと思う。
私は結果的に、
自分が大切にしているものを突き詰めた結果、今それを手にしていると思う。
あの時に存在し無かった理想じゃなくて
あの時からずっとある理想を叶えられたのかな。
理想ってのは、無いものを手に入れることじゃなくて、大切なことを守ることなんだ。
そんな風に、満月の夜に語らいながら、思ったのでした。